暁の急襲 1951-12-14

公開:1951-12-14/製作:1951年    old
日本
 

あらすじ

上野交番の上林と加川の両巡査は非常に善意にあふれた人たちであった。下宿を追い出された加川は上林家へ同居させてもらい、上林の娘綾子、息子實、正雄たちと一緒に暮すことになった。實は昼は建築会社に勤め、夜は夜学に通っていたが、父や加川の生活態度に不満を持っていた。ある日加川が水月荘の賭博をあげたと、そこでふるえていた娘由紀江を救った。加川と綾子がハイキングに行った留守に上林は加川に代って職務で倒れ、手当の甲斐なく死んで行った。そんなことから實は加川に好意を持たず、同居をさせた由紀江の就職のことで争い、居たたまれず由紀江は行方をくらましてしまい、實も家を出て下宿した。加川は巡査部長に昇進して綾子と結婚式をあげることになった。その当夜、覚醒剤密売の証拠があがり、あるギャバレーへ手入れをすることになり、加川自身も式なかばで出勤した。キャバレーの支配人濱田に由紀江は世話になっていたが、實がその由紀江に一緒に逃げようと迫り、濱田の一味に見つけられ、地下室でやきを入れられていたとき、キャバレーは警官隊に包囲された。そのどさくさに實は逃れて由紀江を救おうとして、濱田の乾分川並を射ってしまった。そして自棄になり屋上へかけのぼって行く實を加川は必死になって追いつめた。そしてその手に、いたわりをこめて、手錠をはめたのだった。

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