ギャングランド/カポネが最も恐れた男 1988-11-05
公開:1988-11-05
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解説
20年代末期カポネの右腕として働いた男ヴァーン・ミラーの半生を描いた暗黒街伝。元サウス・ダコタの警官であったが、公金横領の罪により服役したヴァーン。彼は出所後ギャングとなりその悪名を響かせ、いつしかカポネの右腕として働くようになる。やがて、仲間のナッシュを助けるために護送車を襲い警官たちやナッシュまで殺してしまう“カンザス・シティの大虐殺”を引き起こし33年ドブで死体となって発見される。
あらすじ
かつてサウス・ダコタで警官を務めていたヴァーン・ミラー(スコット・グレン)は、公金横領の罪で2年間の服役を終えた25年、ギャングとして生まれ変わった。やがて彼の悪名は時のドン、アル・カポネ(トーマス・G・ウェイツ)の耳にも届き、カポネに呼び出されたヴァーンはすぐさま一家の右腕となり、カンサス・シティの裏の治安を任されることになる。極悪非道の反面、紳士的な一面も持つ彼は、ナイトクラブの歌手ヴァイ(バーバラ・ストック)のもとでひとときの安らぎを得ていた。が、やがて仲間のナッシュ(ソニー・カール・デイヴィス)を助けるために、後に“カンサス・シティの大虐殺”と呼ばれる無謀な護走車の襲撃に出るが、結局多数の死者を出し当のナッシュも死に、傷を負ったミラーは警察からもカポネからも追われることになる。そしてヴァイたちを伴った逃避行の末に、ヴァーンは33年11月29日、死体となって発見されるのだった。