公園通りの猫たち 1989-12-23
公開:1989-12-23
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解説
原作は、早坂暁の第6回講談社エッセイ賞受賞作品『公園通りの猫たち』。脚本は早坂本人が執筆、監督は中田新一、撮影は奥村正祐、米原良次、藤石修の3人が共同でそれぞれ務めている。渋谷公園通りの野良猫たちとミュージカルスターを夢見る少女たちのふれあいを描く。荻野目洋子の初出演作品。
カルー、リエ、マユミ、ユミたちは、ミュージカルスターを目指している。同じ夢を追う仲間同士、アルバイトをしながらレッスンに励んでいた。ある時、リエがアシスタントをしている演出家・関のアイデアで、渋谷の公園通りで活発に生きている野良猫たちを主役にミュージカルをやってみることになる。猫好きなカルーたちは喜び勇んでこれまで以上にレッスンするが、突然現れた動物捕獲会社が猫たちを次々と捕らえて行ってしまう。
あらすじ
カルーはミュージカルスターを夢見る女の子で、同じ夢を持つ仲間リエ、マユミ、ユミと共にバイトをしながら歌と踊りのレッスンに励んでいた。ある日、演出家の関は公園通りでたくましく生きている野良猫たちをミュージカルに、しようと提案。猫の好きなカルーたちは大喜びでレッスンに挑んだ。そんな時、千代という女の子が、歌と踊りがしたくて北海道から家出してくる。そして、ミュージカルのキャスティングが決まった。カルーはダンサー、ユミはカルメン、マユミはグリドン、千代は巡査、この役は実際に公園通りに住んでいる野良猫たちなのだ。「さあ、初日までもうすぐ!」というカルーたちの気持ちをよそに、犬猫捕獲車が猫狩りを始め、カルメンや子猫たちが捕まってしまった。必死に彼らを追いスキを見て仲間を救出した、ダンサーや巡査たちが街に戻ってみると待望のカルーたちのミュージカルの初日だった。そして、彼女らは力一杯、歌い踊るのだった。