姑娘と五人の突撃兵 1958-06-22
公開:1958-06-22
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あらすじ
杉山少尉は村へ徴発に行ったとき、陳秀麗と知り合った。彼の部下にからかわれていたのを救ったのだ。彼女は母が日本人だという。互いに惹かれるものを感じた。二度目に行ったとき、杉山らは便衣隊の襲撃にあったが、今度は秀麗が杉山を救った。杉山は感謝の口づけを思わずした。--根本少隊が便衣隊の包囲を受け、危機にひんした。救援におもむいた加村本部隊も丘のトーチカにさえぎられ、釘づけにされた。その知らせに留守をあずかっていた杉山少尉はニトログリセリンをトラックに積み、トーチカを爆破することを思い立った。秀麗の止めるのも振り切って、彼は部下を連れて出発した。早くも便衣隊に襲われ、一人の便衣などはトラックまで乗りこんできたが、フル・スピードで走って振り落した。路上にバリケードが組まれてあるのに出会うと、彼らの一人はトラックもろともそれを爆破する。猛裂な銃撃を浴びるなかを突っ走ったりする。途中で、もう四人の部下が死んだ。偵察に出た部下上野と、心配してそれとなくついてきた秀麗が便衣隊に捕った。むろん、杉山がそれを救う。逃げるとき上野は死んだ。その時に秀麗は便衣隊がトラックの行途に地雷を附設したのを知った。秀麗は近道を走り、杉山のトラック到着寸前に地雷を撃ち、爆破させた。地雷は次々と破裂する。が、今度もニトログリセリンはびくともせず、土砂の中をトラックが馳け抜いて行く。トーチカが近づくと、杉山の部下は杉山をトラックの外に投げ出し、自分一人で自爆する。トーチカはみんな爆発し、加村部隊は根本小隊を救援することに成功したという。