やればやれるぜ全員集合!! 1968-01-03

公開:1968-01-03    old
 

あらすじ

ある日、日本の各地で碇矢、荒井、仲本、高木、加藤の五人の男が警察に捕った。東北の寒村の鼻つまみ者だった彼らは、一年前、東京で一旗あげる夢をいだいて上京したのだが、生き馬の眼を抜く、といわれる東京で、そう簡単にはことが進まなかった。彼らはそれぞれ別々の仕事を探して別れていたのだが、一年たって会った時、それぞれ、仲間に自分の成功をじまんした。碇矢と加藤は貿易業者として成功し、仲本はレコード会社に華やかに迎えられ、高木は六本木のレストランの経営者になり、荒井は地区委員になったとうそぶくのだった。しかし、実情は碇矢と加藤が風太郎であり、仲本はしがない流し、高木は屋台のタコ焼き屋、荒井はチンピラやくざというのか本当だったのである。そんな時、碇矢と加藤は仕事場の埋立地に飲物を売りに来る娘、みつ子にそろって秘かな想いを寄せた。そのみつ子が、レストラン花園の社長北小路に、父の借りた金のために、無理矢理嫁に行かねばならないと知った時、二人は仲間に協力を求めて、北小路を誘拐して、もともと外国人の北小路を国外に連れ出してしまったのである。碇矢と加藤の2人は、この功績で、てっきりみつ子を獲得出来るものと、それぞれに思っていたのだが、みつ子にはハンサムな労務者の三郎という恋人がいると知ってがっかりした。その上、日本に舞い戻った北小路の計略で、誘拐犯として、各地に散った仲間とともに逮捕されてしまったのだった。しかし、警察の調査で北小路が密輸の首謀者と判明し、五人は釈放され、北小路逮捕に協力した功績で表彰された。この思わぬ逆転劇のあと、埋立地では、三郎とみつ子の結婚が行なわれた。碇矢も加藤も、いまとなってはみつ子と三郎の幸福を祈るばかりだった。

Add files...   
画像をこちらに
 
movieimg/1968/2/20197

◀︎ Back