夢駆ける馬ドリーマー 2013-02-01 DREAMER: INSPIRED BY A TRUE STORY
解説
感動の実話を基に、元騎手の父親を持つ少女と骨折して再起不能になった馬の心温まる交流を描いたヒューマンドラマ。『陽だまりのグラウンド』などで知られる名脚本家ジョン・ゲイティンズが初監督に挑戦。主人公の少女を『宇宙戦争』などの天才子役ダコタ・ファニングが、少女の父親を『バックドラフト』のベテラン俳優カート・ラッセルが演じる。ひたむきな少女の愛と家族のきずなに温かい涙がこぼれる珠玉の感動作だ。
あらすじ
ケンタッキー州レキシントン。名騎手として活躍したベン・クレーン(カート・ラッセル)は、牧場を細々と営んでいる。娘ケール(ダコタ・ファニング)の楽しみは、ベンについて馬の調教を見に行くことだ。しかし、ベンと祖父ポップは牧場経営で対立していた。ケールには自分と違う人生を歩んでほしいと願うベンは、ポップが孫に馬について吹き込んでいるのを苦い思いで見ている。ある日、ケールは、スペイン語で"夢見る人=ドリーマー"を指す期待の競走馬ソーニャドールに出会う。レース直前にソーニャドールの異変に気づいたベンは、出走を取りやめるようオーナーに進言するが、馬主がレースを見にきており、受け入れてもらえない。しかしベンの予想は的中し、ソーニャドールはレース中に前脚を骨折し、転倒してしまう。オーナーはソーニャドールを安楽死させるようベンに命じるが、ベンは自らのギャラと引き換えに馬を引き取る。加えて、ソーニャドールを故障させた責任として、ベンは解雇されてしまう。回復困難と思われたソーニャドールの骨折は、ベンの手厚い看護により、徐々に良くなってきた。ベンはソーニャドールを一流の種馬と交配させ、仔馬を売るプランを立てるが、獣医からソーニャドールは妊娠できないと聞き落胆する。収入が得られず家計は火の車で、万策尽きたベンはソーニャドールを売る決心をする。しかしその話を立ち聞きしたケールは、ソーニャドールに乗って牧場から逃げ出す。それを追うベンは振り落とされる寸前に娘を救い出し、ソーニャドールが充分回復して素晴らしい走りをしていることに気づく。しかしソーニャドールの売り先は決まってしまった。ベンは父に助力を仰いでソーニャドールを買い戻し、全権をケールに譲ることを決心する。全てを任せられたケールは、賞金総額400万ドルの由緒あるクラシック・レースに、ソーニャドールを出走させることを決心するが……。