母の唄がきこえる 2013-04-20

公開:2013-04-20    old
 

解説

2012年4月に廃止されてしまった、長野電鉄屋代線沿線を舞台にしたヒューマン・ドラマ。鉄道会社の車両整備士として働いてきた男と娘たちが抱えていた確執を氷解させるまでを、それぞれのモノローグを通して静かに見つめていく。『ポチの告白』の菅田俊、『ヘヴンズ ストーリー』の菜葉菜と大島葉子が、主人公の父子3人を熱演。家族の愛情や絆、故郷の温かさを訴えたストーリーもさることながら、雪の積もる真冬の長野をとらえた荘厳にして美しい映像も、観る者を魅了する。

あらすじ

真冬の長野。電車の車窓に流れゆく懐かしい故郷の風景を見ながら、父や亡き母などの思い出を胸に、東京から実家へと向う姉(大島葉子)と妹(菜葉菜)の姿があった。その昔、姉妹は父との確執から生まれ育ったこの地を離れていたが、小さな鉄道路線の廃止を知り、父が一人暮らす家に帰ることを決意したのだった。そんな中、電鉄会社で車両整備士をしている父(菅田俊)は、廃線と時期を同じくして定年を迎え、これまでの人生を振り返る。亡き妻や娘たちへの詫びる気持ちを込め、家までの道のりを線路沿いに歩いて帰る父。一方、姉妹は家が近づくにつれ、父の存在の大きさに気付き、再会をためらっていた……。

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