僕は独身社員 1960-02-02
公開:1960-02-02
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あらすじ
同盟石油の総務課に勤務る関、鳴海、遠山の三人はいずれも独身主義を信奉していた。社の掲示板に中近東バラク出張応募の社告が張り出された。ロハで半年の外遊ができる。三人は応募を決意した。条件は独身者に限るということだ。結婚したくなったらバラクを三度唱えることに決めた。--遠山は母親にせめたてられ、十九回目の見合いに行った。初々しい相手の静代にイカれかけ、バラクを唱える始末だった。鳴海は、ファッションモデルの芳子に結婚を迫られアパートを逃げ出した。芳子はガス自殺を図ったが、週刊誌の記者多鶴子に救われた。多鶴子は女性の敵独身社員の生態を記事にするため、鳴海に会見を申しこんだ。鳴海はキャバレーの女給小夜子に乗りかえていたが、慌てて代役を遠山に頼んだ。遠山は、昔の恋人にそっくりなどと言われ、代役を白状してしまった。今度は、関が替玉として多鶴子に会った。関も白状してしまい、多鶴子を鳴海に会わせようと、小夜子のキャバレーに誘った。居合せた遠山も、ボーイフレンドと遊びに来ていた静代とばったり会った。関と多鶴子、遠山と静代、鳴海と小夜子、そろってご機嫌のところへ、チンピラやくざ中林が現われあばれたが、関が一発くわせて退散させた。ある日、一行は箱根へドライブに出かけた。と、また中林らが現われた。関は一人で奮闘し、寝こんでしまった。多鶴子は感激し、結婚を申しこんだ。バラク行きは鳴海が選ばれた。関は結婚を決意、遠山も静代と婚約したのだ。