宮廷料理人ヴァテール 2000-11-04
公開:2000-11-04/製作:2000年
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解説
1671年、フランス。現在は重職から外されている年老いた英雄コンデ公の居城シャンティイに、太陽王ルイ14世が3日間訪問することになった。このチャンスにぜひとも国王の信頼を回復したいと願ったコンデ公は、ベルサイユを上回る豪勢で贅沢な宴を料理長ヴァテールに託すのだった……。太陽王ルイ14世を招き盛大に行われた3日間の宴と、そのすべてを取り仕切った実在の天才料理人ヴァテールをめぐる人間ドラマ。
あらすじ
1671年、フランス。コンデ大公(ジュリアン・グラヴァー)は、国王ルイ14世(ジュリアン・サンズ)の信頼を取り戻そうと腐心しており、料理人ヴァテール(ジェラール・ドパルデュー)に三日三晩を通しての餐宴を催すよう命じる。ヴァテールは国王に満足してもらおうと、三日それぞれにテーマを決め、究極メニューと大掛かりなショーを念入りに準備していった。やがて餐宴がはじまる。事は順調に運んでいくが、そんな中、国王妃の女官アンヌ(ユマ・サーマン)を見つめる三人の男、国王とローザン侯爵、そしてヴァテールがいた。国王は一日目、アンヌを夜の相手に指名する。アンヌはヴァテールに惹かれていたが、女として成功を手にするために国王の愛を受け入れる。しかし二日目の夜、アンヌはヴァテールの部屋を訪れ、二人は結ばれる。だがそれをローザン侯爵に知られ、脅迫されたアンヌは彼と肉体関係を持つはめになった。最後の三日目。ヴァテールは料理に使う魚の仕入れが余りに足りないことに絶望し、自殺する。皮肉にもその直後、大漁の魚貝が到着するが、残されたのはアンヌへの愛が綴られた亡きヴァテールの手紙だけだった。