女体 2012-11-24
公開:2012-11-24
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解説
田村泰次郎の小説『肉体の門』と『埴輪の女』を恩地日出夫が脚色・監督した、パンパンと呼ばれた娼婦の生き方を描く女性映画。武満徹が音楽を担当した。
東京郊外に住む菅マヤは、洋服店を営み埴輪を愛する夫と、一人息子の勝巳とともに暮らしていた。デパートへ買い物に出かけたマヤは、そこで浅田せんと再会する。マヤとせんは終戦直後、東京でパンパン(娼婦)をしていた仲間だった。マヤはかつての生活を思い出していた。二人は他のパンパンとともに暮らしていたが、そこに伊吹新太郎という若い男が転がり込んできたことから、争いが絶えず起きるようになってしまう。それは今でも変わらず、二人は再び伊吹をめぐって対立するのだった。