ITバブルと寝た女たち 2007-06-09

公開:2007-06-09/製作:2007年    old
 

解説


ノンフィクション作家、家田荘子の「バブルと寝た女たち」を映画化した人気シリーズ第4弾。ITバブルという虚像の世界に翻ろうされた男女の愛と悲劇を、『インディアン・サマー』の佐藤太監督が描き出す。1人の男を愛しながらも、ITバブルに躍らされるヒロインを『東京大学物語』の三津谷葉子が演じ、大胆なベッドシーンを披露。相手役には「嬢王」「ドラゴンフライ」などの金子昇がふんし、原作者の家田荘子もカメオ出演している。

あらすじ

田舎から上京し、女優を夢見て劇団に所属して日々稽古に明け暮れる牧田碧(三津谷葉子)。狭いアパートを借り、生活費を稼ぐためにお弁当屋でアルバイトをしている。ある日、碧は倉崎麻美(三浦敦子)に合コンに誘われる。それは、高級ホテルのラウンジを借り切り、ドンペリのロゼやキャビアが振舞われる、若き企業家やいわゆる御曹司たちとの出会いパーティーのようなものであった。碧と同じ劇団の麻美は、藤代ファンドの若き社長・藤代浩太(七世一樹)と付き合っており、それがきっかけで碧をパーティーに誘ったのであった。藤代と甘いムードの麻美とは対照的に、慣れぬ場に緊張しながらも飲み慣れぬドンペリのグラスを次々と口に運び酩酊状態となる碧。そんな碧は偶然にも小田島悟(金子昇)に送ってもらうことになる。小田島は新興ITベンチャーで飛ぶ鳥を落とす勢いで成長を続けるザップスターの若きオーナー社長。部屋の前でバッグの中に鍵を探す碧。しかし、なかなか見つからない。そんな様子を心配げに見守る小田島。碧はネット配信ムービーで小さいが役を得る。なかなかセリフを覚えられず、ぎこちない演技に監督の怒号が飛ぶ。そんな中、小田島が現場に現れる。ザップスターがその映画のスポンサーだったのだ。思わぬ再会に、小田島は碧に励ましの言葉をかける。その言葉に「ありがとうございます」という言葉が素直に出る素朴な碧に感動にも似た好感を覚えた小田島は、彼女を食事に誘う。質素な装いで待ち合わせの場所でお茶を飲む碧の前に現れた小田島は、「その服装は地味かもしれない」と言い、彼女を高級ブティックへと連れて行く。値札も見ずに次々と洋服を選ぶ小田島に戸惑う碧。試着室から出てきた碧に満面の小田島。次は美容院へ。すっかりセレブへと変身した碧は小田島と高級フレンチのテーブルに座っていた。小田島に励まされた碧は、誰よりも早く稽古場に足を運ぶようになる。碧と小田島との仲は、麻美の耳にも入っていた。そんな麻美は「小田島はセレブのお嬢さんと結婚しているから諦めな」と忠告をする。碧は麻美から聞いたことを小田島に問いただすと、「もともと政略結婚で、今は完全に冷え切っている」と告白する。逆に「これからも会って欲しい」と小田島に言われた碧。2人の距離は急速に縮まって行くが……。

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