トイ・ストーリー 1996-03-23
解説
おもちゃたちの冒険と友情を描いた、世界初の全編フルCGの長編アニメ映画。ピクサー社による驚異の映像が見どころ。監督は、これが初長編となるディズニー・スタジオ出身のジョン・ラセッターで、88年にアカデミー賞を受賞した短編CGアニメ『ティン・トイ』(日本未公開)を発展させたもの。製作はピクサーのラルフ・グッゲンハイムと「靴をなくした天使」のボニー・アーノルドの共同。エグゼクティヴ・プロデューサーはエドウィン・キャットマルと、ピクサーのスティーヴン・ジョブス。脚本はジョス・ウェドン、アンドリュー・スタントン、ジョエル・コーエン、アレック・ソコロウの共同。作画監督はピート・ドクター、美術はディズニー作品「グリーン・ガリー 最後の熱帯密林」(日本では特別上映のみ)のラフ・シングルトン、音楽と主題歌・挿入歌は「ザ・ペーパー」のランディ・ニューマンが担当。声の出演は「フォレスト・ガンプ 一期一会」のトム・ハンクス、「サンタクローズ」のティム・アレンほか。日本語吹替版も同時公開され、唐沢寿明、所ジョージの声の出演も話題に。字幕・吹替版ともダイヤモンド★ユカイの主題歌『君はともだち』がエンド・クレジットに使用された。
あらすじ
ウッディ(声/トム・ハンクス)は昔ながらの木製のカウボーイ人形。持ち主のアンディ少年に愛され、おもちゃの仲間たちとゴキゲンな毎日を送っていた。ところがある日突然、最新式のアクション人形バズ・ライトイヤー(声/ティム・アレン)がやってきたから、さぁ大変。あっと言う間に、アンディのお気に入りの座を奪われてしまった。おまけにバズは、自分のことを銀河の平和を守る本物のスペース・レンジャーだと思い込んでいるから話もかみ合わない。そんな二人が、うっかり家の外に飛び出してしまった。運の悪いことに隣家の悪ガキ、シドに捕まってしまい、彼らの命は風前の灯火。アンディ一家の引っ越しが迫っており、いがみ合いをやめて力を合わせなければ、二度と彼に会えなくなってしまう。さらにバズは自分がおもちゃであることを知り、すっかり意気消沈。ウッディはシドの犠牲となったおもちゃたちの力を借り、シドをやっつけると脱出に成功。やっと友情が芽生えたバズと協力して、出発したアンディ一家の自動車を猛スピードで追いかけると、間一髪で滑り込んだ。