ソウォン/願い 2014-08-09 소원
公開:2014-08-09/製作:2013年
old
解説
2008年に韓国で発生した幼女暴行事件とその裁判結果を軸に、『王の男』などのイ・ジュニク監督が放つ感動作。悲惨な事件を前に途方に暮れる被害者家族の慟哭(どうこく)と復活への道のりを、温かいまなざしでしっかりと描く。苦悩する父母を『ザ・スパイ シークレット・ライズ』などのソル・ギョングと『映画館の恋』などのオム・ジウォンが熱演。娘役の新星イ・レのけなげな芝居が光る、家族の絆を再確認させる物語に涙がこぼれる。
あらすじ
ある雨の朝。8歳の少女ソウォン(イ・レ)は、通学途中で酒に酔った男と遭遇し、暴行を受けてしまう。その恐ろしさから、ソウォンは身体と心に生涯消すことができない傷を受け、父ドンフン(ソル・ギョング)と母ミヒ(オム・ジウォン)はわが子に起きた想像を絶する事態に泣き崩れる。だが、そんな一家の想いをよそに、事件を知ったマスコミが病院に殺到。娘を好奇の目から守ろうと必死に立ち向かう両親だったが、裁判で犯人の有罪を立証するために、ソウォン自身の証言が必要となり、さらに追い詰められてゆく。その一方で、ソウォンは父であるドンフンの姿を見る度に犯人の男の記憶を蘇らせるようになり、ドンフンは怯えるソウォンに近寄ることさえ出来なくなってしまう……。