行き止まりの挽歌 ブレイクアウト 1988-07-30
公開:1988-07-30/製作:1988年
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解説
栗本薫の小説『行き止まりの挽歌』を、柏原寛司が脚色し村川透が監督したハードボイルド作品。
新宿でバンドマンの島田が殺害され、新宿西署の梶竜介が事件を担当することになった。島田が働いていたクラブで出会った暴走族の沢野未来という少女を取り調べる梶だったが、未来に何も話すことがないと黙秘され、仕方なく釈放することに。西村という若い刑事がパートナーとなるが、本庁からの介入により梶は捜査から外されてしまった。組織に狙われるようになった未来を助けるため、また巨大な悪に立ち向かうため、梶は自ら刑事を辞職するのだった…。
あらすじ
暴力団竜田組の息のかかった“ドルフィン”のバンドマン・島田が殺された。捜査にあたった新宿西署の刑事・梶竜介は暴走族の沢野未来という少女に目をつけた。島田の部屋に一緒に写っている写真があったのだ。しかし、未来は何もしゃべらず、間もなく釈放された。一匹狼の梶に西村という若い刑事がパートナーとしてついた。事件を追ううちに別の殺人事件が浮かび上がった。ある政治家がSMプレイ中に誤って女を殺してしまい竜田組の仲井に助けを求めたのだ。そのときの恩があって仲井はいろいろと悪どいことも大目に見てもらっていた。捜査には本庁も介入してきて梶ははずされた。未来が狙われるようになったので、梶は自分のアパートに匿ってやったが、敵は手強かった。やがて梶は一人で巨悪に立ち向かうことを決意し刑事をやめた。そして未来を連れて逃亡。二人は刑事に追われるハメになるが、梶は仲井を殺し、西村によって逮捕された。