ステップ!ステップ!ステップ! 2006-03-11

公開:2006-03-11/製作:2005年    old
 

解説

本作が初の長編映画デビューとなるマリリン・アグレロ監督が、社交ダンスに取り組むN.Y.の小学生たちの姿をカメラに収めたドキュメンタリー。コンテストでの優勝を目指して奮闘する無邪気な小学生たちが厳しいダンスの練習を通じて様々な発見を重ね、少しずつ成長を遂げる姿を映し出す。60校以上の中から9校しか勝ち残れないコンテストのセミ・ファイナルから決勝戦まで、躍動的に踊る彼らの姿は必見。

あらすじ

ニューヨークの公立小学校に、情操教育の一環として社交ダンスのプログラムが導入されたのは、今から約10年前の1994年。わずか2校から始まったプログラムも、現在では60以上の学校で6000人の生徒たちに10週間のコースが義務づけられている。コース終了後には、ニューヨーク市でコンテストが行われる。ダンス指導員のかけ声とともに入って来たのは、それまでテレビやゲームに夢中だった子供たちだ。メレンゲ、ルンバ、タンゴ、フォックストロット、スウィングなど、初めての社交ダンスに戸惑い、照れていた子供たちも、次第にコンテスト優勝という目標に向かってダンスにのめりこんでいく。ワシントンハイツ第115校の生徒はドミニカ移民が多く、97%が貧困家庭という状況で、家庭に問題を抱える子供が多い。熱血教師・ヨマイラ先生のダンスと教育にかける気持ちと反して、やめていく子もいる。昨年の大会で惜しくも優勝トロフィーを逃し、今年は新たなメンバーで念願の優勝を目指すのだ。ブルックリン、ベンソンハースト第112校のビクトリア先生は、子供たちがダンスに親しみを持てるように、笑いをとりながら教えている。宗教の規律で踊れない子がDJをやったり、イタリア系移民やアジア系の子供たちが、みんな一緒のクラスでダンスを学んでいる。異性のことや髪型にも興味津々で、時には大人顔負けな発言も。トライベッカ第150校では、若いアリソン先生が、生徒を愛するがゆえに大会に出場する代表メンバーを選びたくないと悩む。緊張したり興奮する子もいれば、ダンスを嫌がりやめる子も出てくる。子供たちは日々の練習と先生との対話の中で、勝ち負けだけでなく、未来の紳士と淑女としての自分を発見していく。代表メンバーになった子供はパートナーと共に、選ばれなかった子供たちは応援メンバーとして、たった一つの優勝を目指す。そしてついに決勝戦の幕が開く。

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