百瀬、こっちを向いて。 2014-05-10
監督:
耶雲哉治
脚本:狗飼恭子
公開:2014-05-10/製作:2013年
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解説
中田永一の同名恋愛小説を映画化。先輩に頼まれ、先輩と付き合っているという噂を払拭するために偽りの交際を始めるノボルと百瀬の切ない恋愛模様を描く。監督は、「踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」のオープニング映像や、2007年より映画館で流されているCM『NO MORE 映画泥棒』を手がけた耶雲哉治。本作が映画初監督作品となる。自分の気持ちを犠牲にしようとする男まさりな面のある少女・百瀬をアイドルグループ・ももいろクローバーの元メンバーで「市民ポリス69」などに出演する早見あかりが、冴えない高校生ノボルを「東京難民」の竹内太郎が、大人になったノボルを「きいろいゾウ」「BECK」の向井理が演じている。
あらすじ
文学新人賞を受賞し母校から講演の依頼がきた相原ノボル(向井理)は、久しぶりに故郷へと戻ってきた。変わらぬ風景を眺めるノボルの心に、高校時代の切ない思い出が去来する。高校に入学したての頃、ノボルは暗くて冴えず、女子とは一生縁がないものだと決めつけていた。ある日、幼い頃から知っている先輩の瞬(工藤阿須加)に呼び出され、隣りのクラスの百瀬陽(早見あかり)を紹介される。瞬には本命の彼女・徹子(石橋杏奈)がいるものの百瀬との交際の噂が一部で立ち、それが徹子の耳にも入っていた。そこで瞬と百瀬は、噂を消すためにノボルと百瀬が付き合っているふりをしようと考えついたのだった。幼い頃から頼れる存在である瞬の頼み事であるため、ノボルはこれを引き受けたが、本当は瞬に惹かれているのにその気持ちを犠牲にしようとする百瀬にもどかしさを感じるようになる……。