マイ・ボディガード 2004-12-18
解説
熱狂的なファンを持つA.J.クィネルのベストセラー小説『燃える男』を映画化した感動アクション大作。誘拐発生率世界第3位のメイキシコシティを舞台に、過去に傷を持つボディガードの男が巨大な犯罪組織に立ち向かう様を描く。主人公のボディガードに扮するのは『トレーニング・デイ』のデンゼル・ワシントン。彼が護衛する実業家の娘を『コール』のダコタ・ファニングが演じている。監督は『スパイ・ゲーム』のトニー・スコット。過激だが衝撃的なストーリ展開には要注目。
あらすじ
米軍で16年間も対テロ活動に明け暮れてきた暗殺のプロ、ジョン・クリーシー(デンゼル・ワシントン)は、人を愛することができなくなり、生きる希望を失っていた。そんな時、今はメキシコで護衛の仕事をしている部隊の先輩レイバーン(クリストファー・ウォーケン)の紹介で、実業家サムエル・ラモス(マーク・アンソニー)と妻リサ(ラダ・ミッチェル)の9歳の娘、ピタ(ダコタ・ファニング)のボディガードとして働くことになる。最初は義務的に仕事をこなしていたクリーシーだったが、やがて純粋なピタとの交流の中で、生きる希望を取り戻していく。だがある日、何者かにピタが誘拐されてしまう。ラモス家では、弁護士のジョーダン(ミッキー・ローク)が犯人との交渉を仕切ろうとするが、司法警察が強引に介入。事件の背後には、政府の幹部や汚職警官の巨大犯罪組織エルマンダーが絡んでいた。クリーシーは事件の全貌を解明するために立ち上がり、黒幕関係者を次々と殺害していく。そして実は、ピタの父であるサムエルもグルだったことが判明。彼は借金返済のために娘の誘拐を承諾してしまったのだ。それが妻リサにバレて、サムエルは自殺。クリーシーはさらに犯人組織を追い詰めていき、一度死んだと聞かされたピタがまだ生きていることを知る。そして自らの身と引き替えに、ピタをリサのもとへと返し、自分はエルマンダーの手に渡り息絶えるのだった。