WATARIDORI 2003-04-05
公開:2003-04-05
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解説
渡り鳥たちは北半球に春が訪れると、生まれ故郷の北極を目指して飛び立つ。北極は世界中からやって来る鳥たちにとっての楽園。彼らの繁殖はなぜかこの地でしか行なわれない。それは自然界の神秘的な法則。雛鳥もここで渡り鳥としての飛び方を習得する。そんな春の北極へ向けてほとんど休まずに飛び続ける鳥もいれば、宿泊地を定めながら向かう鳥、親鳥からはぐれて独りで見知らぬルートを羽ばたいて行く幼い鳥もいる。彼らは北半球が新しい春を迎えるたびに、苦難を乗り越えながら数千キロにも及ぶ果てしない空の道を辿って“必ず戻ってくる”のだった…。