ビューティフル・クリーチャーズ 光と闇に選ばれし者 2013-11-30 BEAUTIFUL CREATURES
解説
カミ・ガルシア、マーガレット・ストールによるアメリカで人気の小説が原作のファンタジー。不思議な能力を秘めた少女をめぐって繰り広げられる二つの勢力の激突を、彼女とある少年の恋も絡めながら活写していく。『イノセント・ガーデン』などのオールデン・エアエンライク、『ジンジャーの朝 ~さよなら、わたしが愛した世界』のアリス・イングラートが、戦いに翻弄(ほんろう)される主人公の男女を熱演する。壮大なスケールの物語はもとより、エマ・トンプソンやジェレミー・アイアンズら実力派の共演も魅力的。
あらすじ
サウスカロライナ州ガトリン。17歳のイーサン・ワイト(オールデン・エアエンライク)は、最近繰り返し見る夢に悩まされていた。その夢は、ミステリアスな若い女性が南北戦争の戦場で彼のことを待っており、イーサンは彼女の元へ行きたいのだが、得体の知れない危険が彼を阻み、命を落とすというものだった。イーサンの母が急死して以来、父は自室に引きこもっている。イーサンは南部の保守的な町で、悶々とした日々を送っていた。そんなある日、謎めいた美少女レナ・デュケイン(アリス・イングラート)が転校してくる。ゴシック様式の建物レイヴンウッドの館のオーナーで資産家のメイコン・レイヴンウッド(ジェレミー・アイアンズ)の姪で、彼の屋敷に住み始めたらしい。一瞬で惹かれたイーサンは、彼女の行く先々についていくようになる。イーサンは、彼女は感情が高ぶるなどすると周りの物が壊れたり、天候を変えてしまうなど、コントロールできない魔力を持つキャスター(魔法使い)であるに気づく。そんなレナに、町の実力者リンカーン夫人(エマ・トンプソン)が目をつける。町の図書館司書エマ(ヴァイオラ・デイヴィス)はレナに圧力をかけ、過去に起きた悲劇を繰り返すことになるとリンカーン夫人に忠告する。キャスターは16歳になる日に、光か闇のどちらかに選ばれると言われており、レナはもうすぐ16歳になろうとしている。レナの家系の歴史と秘密とは何なのか?イーサンはレナを守ることができるの?そして、イーサンが見続ける夢とはどんな関係があるのだろうか?