ロシアン・ドールズ 2006-05-20
公開:2006-05-20/製作:2005年
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解説
バルセロナに留学したフランス人青年が、国籍の異なる学生たちと共同生活を送る姿を描いた『スパニッシュ・アパートメント』の続編。今作では、30歳になった主人公の仕事や恋愛に対する不安がつづられている。監督は前作に引き続き、『猫が行方不明』のセドリック・クラピッシュが担当。主人公の青年グザヴィエを『真夜中のピアニスト』のロマン・デュリスが演じている。前作よりも大人になった登場人物の揺れ動く心情が共感を呼ぶ。
あらすじ
バルセロナで他国の留学生仲間と共同生活をしていた大学時代から5年。30歳になったグザヴィエ(ロマン・デュリス)は、パリに在住しながら夢だった作家への足掛かりをつかんだものの、まだ自分の表現と仕事の間にギャップを感じていた。時は遡り1年前。身内から結婚を急かされるようになった彼は、理想の恋人探しがもはや使命となっていた。元恋人のマルティーヌ(オドレイ・トトゥ)や親友でレズビアンのイザベル(セシル・ド・フランス)、行きずりの恋人たちと日々を暮らす中、ひょんなことから彼は、ロンドンに住むかつての留学生仲間、ウェンディ(ケリー・ライリー)と再会し、テレビドラマの脚本を共同で執筆することに。次第に彼らの関係は親密になり、ウェンディが横暴な同棲相手を追い出すと、2人は付き合い始めるが、同時にグザヴィエは、ゴーストライターの仕事で付いた元モデルでセレブのセリア(ルーシー・ゴードン)とも関係を持ってしまう。浮気に感づいたウェンディはグザヴィエと口を聞かなくなるが、ウェンディの弟ウィリアム(ケヴィン・ビショップ)の結婚式に出席するためロシアのサンクトペテルブルグを訪れた時、2人は仲直りをする。そして後日、ロンドンで、2人は肩を並べて歩いていくのだった。