スパニッシュ・アパートメント 2004-04-03

公開:2004-04-03/製作:2002年    old
 

解説

猫が行方不明』のセドリック・クラピッシュ監督最新作。留学先であるスペインを舞台に、国籍も性別もバラバラの仲間たちとルームシェアをすることになったフランス人青年の奮闘と成長を、微笑ましいエピソードの数々と共に活写した青春ドラマの快作だ。出演はクラピッシュ作品の常連俳優ロマン・デュリス、『アメリ』のオドレイ・トトゥ、『仮面の男』のジュディット・ゴドレーシュら。また、舞台となるバルセロナの街並みも魅力的だ。

あらすじ

パリで暮らす大学生グザヴィエ(ロマン・デュリス)は、卒業を来年に控えた25歳。父親のコネを使って面会した役所の大物の勧めに従い、就職の内定を確実にするため、スペインのバルセロナへ留学することに。始めは母親に紹介されたアパートへ向かうが、環境が悪かったため、空港で知り合った神経科医のジャン・ミッシェル(グザヴィエ・ド・ギユボン)の部屋に宿泊しつつ、アパートを探す。ついにグザヴィエが見つけたのは、イタリア人のアレッサンドロ(フェデリコ・ダナ)、ドイツ人のトビアス(バーナビー・メッチュラート)、デンマーク人のラース(クリスチャン・パグ)、イギリス人のウェンディ(ケリー・ライリー)、スペイン人のソレダ(クリスティナ・ブロンド)が、共同で暮らすアパート。そこにグザヴィエが大学で知り合ったベルギー出身の女子学生イザベル(セシル・ド・フランス)も加わり、賑やかな生活が始まる。グザヴィエにはパリ在住の恋人マルティーヌ(オドレイ・トトゥ)がいたが、イザベルに心惹かれる。しかし彼女はレズビアン。がっかりするグザヴィエだったが、一方、ジャン・ミッシェルの妻であるアンヌ・ソフィ(ジュディット・ゴドレーシュ)と不倫の関係を持つ。やがてウェンディの無知な弟ウィリアム(ケヴィン・ビショップ)がアパートにやって来て、皆の反感を買ったり。グザヴィエはマルティーヌから電話で別れ話を告げられ、あっという間の1年が終わる。パリへ帰国したグザヴィエは、心に大きな変化が起きていた。そして役所への出勤初日に、建物から飛び出し、作家になるという夢に向かって走り出していくのだった。

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