ロックよ、静かに流れよ 1988-02-20

公開:1988-02-20/製作:1988年    old
日本
 

解説

 吉岡沙千子の実話手記を基に、ロックが好きな高校生たちの友情を瑞々しく描く青春群像。主演は人気アイドルグループの男闘呼組。両親の離婚がもとで、母と妹とともに東京から長野県松本市へと引っ越してきた高校生の俊介。転校早々、“ツッパリ”のミネさとトンダからケンカを売られるが、それもいつしか友情へと変わっていった。そこへ仲間のトモを加えた4人はロックという共通の夢で強く結びついていく。やがて、4人はバンドを結成することにするのだが……。

あらすじ

俊介は両親の離婚がきっかけで母・妹と共に東京から長野県松本市へ引越してきた。転校早々、ツッパリのミネさとトンダから喧嘩を売られたが、そんな関係もいつしか友情に変わっていった。ある日、仲間のトモが他校の生徒に絡まれ、それを俊介、ミネさ、トンダの3人が助けたことで友情は深まった。さらに4人を結びつけたのは、みんなロックが好きで“クライム”というバンドのファンということだった。そして、俊介らもバンドを結成することになり、楽器を買うためにアルバイトを始めたが、お金はなかなか貯まらない。そこで“郷土提言賞”という懸賞論文に応募して見事賞金30万円を手にするが、内容は見かけだけで不良と決めつけ真実を見極めようとしない教育の現場を批判したものだった。俊介らはバンドを“ミッドナイト・エンジェル”と名付けて練習に励み、デビューは憧れの“クライム”と同じ11月30日と決めた。しかし、不幸にもデビューを目前にしてミネさが、オートバイ事故で帰らぬ人になってしまう。俊介、トンダ、トモは3人でもバンドを続けるかどうか悩むが、デビュー・コンサートをミネさの追悼コンサートとすることにした。新聞社のホールを借りた3人は、ミネさの遺影を前にギンギンのロックを歌う。大勢の観客の中には俊介の母や妹、ミネさの母の姿もあった。そして3人はミネさの思い出を胸に“ミッドナイト・エンジェル”を成功させたのだった。

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