らもトリップ 2012-02-25
公開:2012-02-25/製作:2011年
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解説
執筆や演劇、音楽などのジャンルで縦横無尽に活躍し、2004年に亡くなった中島らもをテーマにドキュメンタリーとドラマで構成した異色作。ドラマは中島の短編「クロウリング・キング・スネイク」「微笑と唇のように結ばれて」「仔羊ドリー」の3作品からなるオムニバスで、ヘビ女、吸血鬼、クローン人間などが疎外感をもちながらも居場所を見つけ出す様子を映し出す。また、ドキュメンタリー部分は『SF サムライ・フィクション』の中野裕之が演出し、竹中直人や古田新太、大槻ケンヂなど多彩な面々がコメントを寄せる。破天荒ながらも優しさの見え隠れするエピソードやメッセージから、中島の希有(けう)な才能に改めて触れることができる。
あらすじ
カリスマと呼ばれ、1000万部を超える売り上げを誇る小説家、ミュージシャン、劇作家など多彩なジャンルで活動した中島らもは、各界の著名人からリスペクトを受けても必ず弱い者の味方であり、本人はどこ吹く風で酒をあおっていた。本作は、中島らもと生前交友のあった著名人にインタビューするドキュメンタリーと、彼の短編小説『仔羊ドリー』、『微笑と唇のように結ばれて』、『クロウリング・キング・スネイク』の映画化によって、数々の伝説を残しこの世を去った中島らもの姿を追う。ドキュメンタリーパートは、竹中直人、古田新太、宇梶剛士、大槻ケンヂ、ゴンチチのチチ松村など、第一線で活躍する著名人が出演。フィクションパートは、勝村政信、諏訪太朗、木村文乃、小松彩夏、嶋田久作、永池南津子、忍成修吾、小島藤子、松尾貴史らが出演している。