バック・ビート 1994-03-19
公開:1994-03-19/製作:1993年
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解説
ビートルズ結成時にいた5人の中の一人、スチュアート・サトクリフの生涯を描いた作品。1960年、イギリスの港町リバプール。美術学校へ通う19歳のスチュアートは、同じ学校の親友ジョン・レノンと毎夜町へ繰り出しては、ケンカを起こすなどして過ごしていた。スチューには天才的な絵の才能があったが、ジョンは絵よりもロックンロールに興味を持っていた。ある日、ジョンはスチューをバンドに誘う。始めは躊躇したがジョンに憧れを抱いていた彼はバンドに入る事を決意する……。
あらすじ
1960年、リヴァプール。天才的な絵の才能を持つスチュ(スティーブン・ドーフ)は、同じ美術学校の親友ジョン(イアン・ハート)のロックバンドに、ベーシストとして加入する。ジョン、スチュ、ポール(ゲイリー・ベイクウェル)、ジョージ、ピート・ベストの5人の“ビートルズ”は、ハンブルグへ演奏旅行に向かう。友人のアーティスト、クラウスに連れられて彼らのライブに行った現地の女性写真家アストリッド(シェリル・リー)は、スチュと運命的な出会いを感じる。スチュは次第に彼女の知的な生活に引き付けられ、同時に音楽より恋人を優先する彼とほかのメンバーの溝は深まっていく。だが、ジョンへの深い友情は変わらなかった。アストリッドのライフスタイルに強く影響された彼を挟んで、ジョンとポールが対立した。スチュは、アステリッドとの出会いをきっかけに、再び絵を描き始める。そんなある日、突然倒れたスチュは、医師に頭部に古傷があると診断され、生活態度を改めるよう宣告される。恋人シンシアを連れてハンブルグへ来たジョンが、グループに戻るよう説得するが、スチュの決意は変わらなかった。ビートルズのデビュー曲がスチュの元に届いた日、彼はアストリッドの前で発作を起こし、この世を去った。