ブロンディー / 女銀行強盗 1993-10-23 THE REAL McCOY
解説
裏切りにあい、刑務所暮しを余儀なくされたプロの中のプロの銀行強盗カレン・マッコイ(ベイシンガー)は、六年の後、ようやく仮釈放される。前夫に預け、離れ離れになっていた息子との暮しをやり直そうとするが、かつてのボス(スタンプ)から再び銀行強盗の誘いが。一度は断るものの、息子が人質となりやむなく仲間にさせられてしまう。
あらすじ
超一流の腕を持つ女銀行強盗犯のカレン・マッコイ(キム・ベイシンガー)は、アトランタの大物ギャング、ジャック(テレンス・スタンプ)の裏切りによって銀行強盗に失敗し、刑務所に入れられた。刑期を終えて出てきたカレンがいちばん気掛かりだったのは、夫の元に残してきた小さな息子パトリックのこと。電話をすると、再婚した夫はパトリックには母親は死んだと言ってあるという。落胆したカレンはその夜コンビニで強盗事件に遭遇。しかし、犯人はお金も奪えずに逃げて行った。翌日町でカレンに声を掛けてきたチンピラ、その男こそ昨夜のマヌケな強盗JT(ヴァル・キルマー)だった。JTはカレンの華麗なる金庫破りの経歴に憧れ、住む場所がなくて困っていた彼女に部屋を提供し、再び銀行強盗に戻るよう誘う。カレンとジャックの過去を知らないJTは、叔父であるジャックにカレンが刑務所から出て、この町にいることを知らせる。まともな生活をしたいと思っていたカレンはやっと仕事にありつくが、過去がバレて首になる。陰でジャックと組んでいた腹黒の保護観察官はカレンをジャックの屋敷に連れて行った。それでもカレンが銀行強盗に戻る気がないのがわかると、パトリックを誘拐。こうしてカレンは息子の命を助けるため、やむなく1800万ドルの銀行強盗計画に手を出すことになった。準備をするため数日間カレンは死んだ母親の親友として人質のパトリックと過ごすことができた。息子と自分自身のため、カレンはJTとある策略を練る。1800万ドルのお金が保管されている大銀行は超堅固な警備体制をしいていたが、巧みな計画でみごとに金庫は開けられた。ジャックや彼の手下たちが夢中で札束をつかんでいる時、金庫の外にいたカレンとJTは奴らを金庫に閉じ込め、銀行に置き去り。ジャックの屋敷の金庫から昔の分け前をとりジャックへの仕返しを果たしたカレンはJTとパトリックとともに空港へ向かい、前夫とのゴタゴタも解決し、海外へと飛び立った。