シグナル~月曜日のルカ~ 2012-06-09

公開:2012-06-09/製作:2012年    old
日本
 

解説

不思議な条件のもとひなびた映画館で夏休みの間アルバイトをすることになった大学生が、ある事情を抱える謎めいた映写技師の若い女性に惹かれていく、ラブストーリー。監督は「時をかける少女」(10)でヨコハマ映画祭新人監督賞を受賞した谷口正晃。ひと夏の恋を、瑞々しく、時にはミステリアスに描く。原作は『プリズム』で第15回小説すばる新人賞を受賞、『空をつかむまで』で第22回坪田譲治文学賞を受賞し注目が集まる関口尚の『シグナル』(幻冬舎文庫)。出演は本作がデビュー作となる三根梓、「愛のむきだし」の西島隆弘(AAA)、「軽蔑」の高良健吾、「JAZZ爺MEN」の井上順、「沈まぬ太陽」の宇津井健ほか。

あらすじ

夏休みに地元に帰省した大学生の宮瀬恵介(西島隆弘)。夏休みの期間を利用して、古い映画館・銀映館でアルバイトをすることにする。支配人の南川(井上順)から、採用にあたって提示された条件は、映写技師のルカ(三根梓)との恋愛禁止、月曜日にルカは憂鬱になるのでそっとしておくこと、ルカの過去を聞いてはいけないことという、不思議なものだった。つっけんどんな態度のルカにどう接したらいいのかわからない恵介は、思わずルカ自身についてあれこれ聞いてしまう。その都度南川から注意されるが、彼からルカはこの3年間映画館に住み、こもりきりであることを聞く。ますます彼女について興味を持った恵介は、次第にルカに惹かれていく。アルバイトを始めて迎える最初の月曜日、ルカは心ここにあらずの様子で、仕事がまったく手につかない。代わりに恵介が上映しようとするが、映写事故を起こしてしまう。翌日、一人でもフィルムを回せるよう奮闘する恵介を見て、ルカは祖父・剛造が書いた映写技法を渡し、剛造が銀映館で映写技師をしているときには横に必ずいたとの思い出を話し始める。恵介も幼い頃に家で問題が起こるたびに銀映館へきており、実は二人とも同じ映画館で一緒の映画を観ていたことを知る。その帰り、恵介は見知らぬ男・ウルシダレイジ(高良健吾)から銀映館について聞かれるが、そのしつこさに警戒して恵介は適当にあしらう。翌日、江花さおりという女の子が売店にアルバイトで入ってくる。ルカに探りを入れるさおり。彼女は、ルカについてレイジに報告していた。レイジがずっとルカの居場所について調べていたことを知った恵介は、映画館にこもる前のルカについて調べ始める……。

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