高知競馬の調教師・宗石大は勝てない馬でも大事に育てる為厩舎の台所は火の車だった。そのため、妻は娘を連れ家を出ていた。そんな宗石厩舎に騎手試験に落ちた藤原がやって来て、厩務員としてハルウララを世話することになる。しかし全く勝てないまま歳月が過ぎてゆく。そのハルウララが不況のあおりで存続が危ぶまれる高知競馬の救世主となる。負けても負けても走り続ける姿がマスコミに取り上げられ、一躍社会現象にままでになったのだ。そして宗石は最後のレースに秘策を練る。