東へ西へ、今日もデコトラを走らせる美菜は、ある日、演歌歌手・尾藤とその弟子・紋二郎と偶然知り合う。尾藤の唯一のヒット曲「なみだ峠」が、美菜の亡き父の愛唱歌でもあったことから、すっかり意気投合する3人。そんななか、尾藤は昔、故郷に捨ててきた妻と娘に再会するために、美菜に故郷の下北半島まで連れてってほしいと哀願する。