新しい人生のはじめかた 2010-02-06
公開:2010-02-06/製作:2008年
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解説
『主人公は僕だった』の共演で意気投合した、ダスティン・ホフマンとエマ・トンプソンが本格的な共演を果たした中高年向け恋愛物語。娘の結婚式に出るためにロンドンにやって来た男性と、なかば人生をあきらめて楽に生きることを選んだ女性の心温まる交流をしっとりと描く。監督と脚本を手掛けたのはイギリスの新星、ジョエル・ホプキンス。ロンドンの美しい秋の風景とともに、年齢を重ねてこそわかる人生の豊かさや繊細さが胸にしみる。
あらすじ
CM音楽家ハーヴェイ(ダスティン・ホフマン)は、離婚後、ニューヨークで気ままな1人暮らし。そんなある週末、イギリスで働く一人娘の結婚式でロンドンを訪れることになる。だが、宿泊先のホテルが最悪な上にトラブルで仕事は完全に干され、その挙句、娘は義理の父とバージンロードを歩くと言い出す始末。社会人としても父親としても人から必要とされていないと思い込み、絶望的な気持ちでヒースロー空港のバーでヤケ酒をあおるハーヴェイ。一方、空港の統計局で働くケイト(エマ・トンプソン)は、婚期を逃した40代。独身の彼女を心配して、周囲も良い相手を紹介しようとするが、いつも楽しい場の雰囲気に馴染めず孤立してしまう。過干渉な老いた母親マギー(アイリーン・アトキンス)を抱え、未来に期待することもなく、諦めて楽に生きる道を選んだケイト。そんな2人が偶然にも空港で出会い、ロンドンの街で一緒に過ごすことになる。人生の折り返し地点を過ぎた男女が、ともに過ごす中で見つけ出すものとは……?