バカバカンス 2008-07-05
公開:2008-07-05/製作:2008年
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解説
ひょんなことから旅に出ることになった3人の男女の旅の行方を描いたロードムービー。不器用な若者たちの姿を温かなまなざしで見つめ、第8回TAMA映画祭TAMA NEW WAVE特別賞を受賞した。監督は、風間志織監督や冨樫森監督のもとで助監督を務め、これが初監督作となる宮田宗吉。周囲に振り回される主人公に『真夜中の少女たち』の須田邦裕がふんするほか、『三年身籠る』の奥田恵梨華、『さくらん』の渋川清彦ら注目の若手俳優が顔をそろえる。
あらすじ
小さな洋食店で働くコックの美智男(須田邦裕)は、同棲していた亜衣(奥田恵梨華)のことで頭がいっぱい。半年前、彼女が美智男のもとを去った後、人はみんな孤独なのだと悟ったふりをして過ごしていたが、どうしても亜衣を忘れることができないでいた。そんなある日、洋食店のオーナー(中島陽典)が店の金を持って失踪。このまま店が潰れて失業してしまうのか、と不安な思いを胸に抱きながら帰宅したその夜、美智男の部屋に突然亜衣が現れる。恋人と別れて行き場所がないという亜衣。わがままな女だと思いながらも、美智男は亜衣を泊め、まんじりともしない夜を過ごすのだった。翌朝、美智男の先輩コック、隆司(渋川清彦)が来て、オーナーの居場所を突き止めたので捕まえにいこうと誘われる。赤いオンボロのオープンカーに、美智男、隆司、そしてなぜか亜衣も乗り込んで、オーナーが潜んでいる海辺の町へと3人は向かった。ところが、走り出して間もなく、車がオーバーヒートで止まってしまう……。