ありえなさ過ぎる女 ~被告人よしえ~ 2018-04-07
解説
吉本新喜劇のベテラン女優・浅香あき恵主演による法廷サスペンス。3人の男性の殺害容疑で逮捕された60歳独身・佐野よしえ。4角関係のもつれにより男たちが殺し合ったと無罪を主張する被告を、担当する新人弁護士・綾子は、まったく信じていなかったのだが……。共演は「ピース オブ ケイク」の光宗薫、「ガチバン エクスペンデッド」の仁科克基、「STOP」の武田裕光、「L・DK」の藤井隆、「望郷」の相島一之。脚本は「クロサワ映画」の石原健次。監督は、テレビでバラエティ番組の演出を多数手がけてきた北村誠之。2017年4月21日、『第9回 沖縄国際映画祭』にてワールドプレミア上映。
あらすじ
20代・30代・40代の男性3人を殺害した容疑で逮捕された60歳独身の佐野よしえ(浅香あき恵)。世間やマスコミは、よしえが3人を殺したと疑っているが、よしえの証言は真逆だった。3人の男たちがよしえに惚れ込み、4角関係のもつれにより1人の男が2人を殺害後、自分も命を絶ったという……。36歳、IT企業社長の山中悟(仁科克基)は、妻は元読者モデルで可愛い子供が2人いる。京都大学を卒業後、自ら会社を立ち上げ、今や年商30億。部下たちとの飲み会の席、スナック経営者のよしえと出会い恋に落ちる……。大手建設会社に勤める43歳のバツイチ、市川貴志(武田裕光)。大学時代はアメフト部のキャプテンをしていて、人望も厚く誰からも好かれる存在だった。結婚には懲りていたが、たまたま財布を落とし拾ってくれたよしえと出会い、恋に落ちる……。市役所勤務の27歳、窪田祐樹(松井勇歩)は、幼い頃に父と死別、母親に育てられた。その母が心不全で他界し、葬儀でよしえと出会い恋に落ちる……。3人それぞれと関係があったよしえに容疑がかかるが、決定的な証拠は一切なく、よしえは無罪を主張。最初は被告のそんな主張を全く信じていなかった担当の新人弁護士・綾子(光宗薫)は、接見を重ねるうちによしえの不思議な魅力に気付き始める……。