デス・レース 2008-11-29 Death Race
解説
脱獄不可能の刑務所で繰り広げられる、“死のレース”へ出場を決意する男の試練を描くアクション・ムービー。インディペンデント映画で有名な、ロジャー・コーマンが手掛けた1975年の『デス・レース2000年』を『バイオハザード』シリーズのポール・W・S・アンダーソン監督が現代的なアレンジでリメイク。主演は『トランスポーター』シリーズのジェイソン・ステイサム。流血とスピードと破壊が支配する壮絶なレースシーンに圧倒される。
あらすじ
2012年、アメリカでは犯罪が増加し囚人を収容しきれなくなったため、刑務所の運営を民間に委託するようになる。孤島の刑務所ターミナル・アイランドでは、マシンガンを搭載した改造車で刑務所内のコースを3日間の行程で走る“デス・レース”と呼ばれるレースが開催されていた。ドライバーは囚人で、助手席のナビゲーターは美女揃いの女囚人が務める。ドライバーは5勝すると自由を与えられるが、負ければ轢き殺される。その様子は中継され、全世界を熱狂させていた。元レーサーのエイムズ(ジェイソン・ステイサム)は製鉄所で働きながら、妻と幼い娘と暮らしている。製鉄所が閉鎖された日の夜、妻が台所で倒れているのを見つける。エイムズは駆け寄るが、背後から襲撃され気を失う。エイムズが目覚めると妻は血まみれで、自分の手には血のついたナイフが握られていた。ターミナル・アイランドに収容されたエイムズは、刑務所長ヘネシー(ジョアン・アレン)から、フランケンシュタインという覆面レーサーのふりをしてレースに出場することを要求される。フランケンシュタインは、5勝目を懸けたレース中の事故で死んでいた。勝てば自由の身、断れば娘と2度と会えなくなるとほのめかされ、エイムズは出場を決意する。エイムズは、レースカーの改造を行う囚人のコーチ(イアン・マクシェーン)、ガナー、リストの協力を得て、マシンガン・ジョー(タイリース・ギブソン)、パチェンコらと接戦を繰り広げながら2日間の日程をこなした。しかしナビゲーターのケース(ナタリー・マルティネス)はエイムズに、フランケンシュタインの事故は、ヘネシーの指示でケースがマシンに細工をしたのが原因だと告げる。エイムズは、濡れ衣を着せられレースに参加することになったのも、ヘネシーの策略だったと気づく。さらに、ヘネシーは彼を今後もフランケンシュタインとして出場させるため優勝を阻むだろうと、ケースは続ける。エイムズは娘と再会するため、最終日のレースに挑む。