新・鍵穴 絡み合う舌と舌 2005-05-13

公開:2005-05-13    old
 

あらすじ

昭和21年冬。珠世は新宮家に嫁いだ。彼女にとって二度目の結婚だった。夫の藏人は宮内省の役人で、四十歳にして初めて珠世と結婚した。彼は優しく珠世を愛し続けたが、半年過ぎた頃から急に夜の営みを避けるようになった。珠世は藏人の心が別の女に移ったのかと疑った。
そんな中、藏人が夜更けに家の土蔵へ入り何かをしていることに珠世は不審を抱いた。藏人は誰にも邪魔されずに読書しているのだと答えた。
そしてある夜、珠世は藏人が土蔵の二階で愛人の若菜と逢引している姿を目撃し、嫉妬に震えながら今は彼が若菜に飽きてくれるのを待つしかないと自分に言い聞かせた。珠世は若菜の正体を知りたいと思うが、毎晩土蔵から出てくるのは藏人だけだった。
数日後、珠世のもとへ「蔵の秘密が知りたくば、明朝植物園の裏門に来られたし」という手紙が届き…。

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