ド・有頂天ラブホテル -今夜も、満員御礼- 1997-10-18

公開:1997-10-18    old
 

あらすじ

春爛漫のニューヨーク。ホールデン(エドワード・ノートン)が恋人のスカイラー(ドリュー・バリモア)に歌いかけると、街中が歌い、踊り始める。スカイラーの義理の妹ジュナ、通称DJ(ナターシャ・リオン)はパーク・アヴェニューのペントハウスに住む超リッチな一家。継父のボブ(アラン・アルダ)は弁護士、母ステフィ(ゴールディ・ホーン)は資産家の娘で社会活動家。実の父のジョー(ウディ・アレン)は作家でパリに住んでるが、しょっちゅうニューヨークに戻ってくる。今度も女性にふられたばかりで、親友のボブとステフィに泣きつきにきている。ボブはリベラルな民主党支持者、ステフィはさらにひどい罪悪感つきのリベラルな民主党支持者で奉仕と社会運動に大忙し、なのに弟のスコット(ルーカス・ハース)はウルトラ保守主義者の共和党派で、ボブと喧嘩が絶えない。ボブとステッフィにはレイン(ギャビー・ホフマン)とローラ(ナタリー・ポートマン)の双子がいる。二人とも街でよくすれちがう男の子にゾッコン。ホールデンは高級宝石店のハリー・ウィンストンで婚約指輪に買う。彼はレストランのデザートに指輪を乗せて出させたのだけど、スカイラーは指輪ごと食べてしまう。あわてて病院にかつぎ込むと幸いすぐ取れる場所だということ。夏、毎年8月はヨーロッパで父のジョーと過ごすのだけど、ジョーはまだ失恋の痛手がいえず、今年はパリでなくベネチア。ジョーは同じホテルに泊まっているヴォン(ジュリア・ロバーツ)が気になる様子。DJの親友の母が精神科医で、なんと彼女はその患者。いつもセッションをのぞき見しているので、彼女の悩みも秘密も全部わかっている。ヴォンは美術史家、俳優で教養のない夫との結婚は不満だらけ。そこでジョーに彼女の願望いろいろ吹き込み、ジョーはその通りを実行して彼女の心をつかんでしまう。一方DJは素敵なゴンドラ漕ぎの詩人と恋して、来年一月に結婚する約束を。だけどニューヨークに帰ると、空港でケンという最高にセクシーな彼に会って婚約は解消。一方、レインとローラは夏休みで無人の町で例の男の子と友達になる。しかも彼はあの億万長者の御曹司なのだ。秋、スカイラーとホールデンの結婚は11月に決まる。母ステフィの誕生日、特別ゲストは、ステフィの嘆願運動で保釈されたばかりの凶悪犯チャールズ・フェーリー(ティム・ロス)。ホールデンの父(デイヴィッド・オグデン・スティアーズ)は怪訝な顔を。果たして、チャールズの猛烈なアタックに、結婚間近のスカイラーは恋に落ち、婚約を破棄。一方ローラは例の男の子がレインが好きだと言われて失恋。スカイラーとチャールズは紅葉の森にドライブに行くが、そこに刑務所から脱獄したばかりのチャールズの仲間が合流、美しい紅葉の下で警察に追われて大カーチェイスに、スカイラーは恋人についていけなくなる。ハロウィーン、子供達がうちのドアを叩いてはそれはこりまくった仮装ショーを見せて行く。そして悪魔の扮装でやってきたホールデン、彼はスカイラーを愛するあまり、チャーリーとのこともまったく気にならないのだ。一方、DJはケンと別れて、ラップ歌手と恋に落ちた。さてパリでは、ついにヴォンがジョーと同棲を始める。ジョーは住み慣れた左岸のアパートを引き払い、ヴォンの夢見ていた通りのモンマルトルのアパートに引っ越していた。感謝祭でスコットが突然倒れる。けい動脈の異常で一年ほど前から脳に十分酸素が行きにくくなっていたのだ。最近息子さんの言動に異常があったとしたら、そのせいですといわれ、ボブには思い当たるフシが。果たして回復したスコットは、バリバリのリベラルになった。冬、クリスマスは毎年パリのリッツで過ごすのが一家の恒例。イヴの晩、ジョーがヴォンが夫のところに帰ってしまったと泣きつきにくる。彼がすべての夢想をかなえてくれたとたん、夫との生活に悩みがなくなったというのだ。その夜はシネマテーク・フランセーズで“グルーチョ・マルクス・パーティー”がある。風邪をひいたボブの代わりにジョーがステフィをエスコート。二人は思い出話に花を咲かせ、パーティーを抜け出す。ジョーが彼女を連れて来たのは思い出のセーヌの橋のたもと。お互いに結婚していたときより今の方が仲のよい、かけがえのない相手であることを確かめ合う。一方シネマテークの“グルーチョ・パーティー”で、DJは最高の彼に出会った。

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