嫁の寝床 恥知らずな疼き 2013-07-26
公開:2013-07-26
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あらすじ
他の家族が出て行き、家長・周平と息子の元嫁・紀子と二人きりの戸田家。花嫁衣裳を身にまとい、恥ずかしそうに微笑む紀子を前に、周平は今までの日々を回想する。
紀子は長男・幸一の妻として気立ても良く、夫が浮気しても愚痴さえこぼさず家庭に愛情を注いでいた。そんな彼女に次男・和生は想いを寄せている。健気な紀子の姿を見て、周平は幸一を咎めるが、改める様子はなかった。時折遅くに帰り紀子の体を無理やり求める幸一。事後、紀子のすすり泣きが周平の耳に痛く響く。
文学研究者の周平は、昔からの女友達であり、担当編集者の百合子と打ち合わせのため、彼女の行きつけのバーにいた。家の問題に頭を抱える周平を明るく励まし、彼の視線を促す。店で働くマヤは、亡き妻に似ていた。店内には妻との思い出の曲が流れ、束の間の安らぎを感じる周平。
周平が屋根の修理中に落ちたと聞き、長女・秋子が4年ぶりに顔を出すが、紀子を中心に出来た家族の輪に居心地の悪さを感じ、すぐに出て行ってしまう。その直後、和生は恋人・マミとの約束に向かう。マミの積極さに負けながら、彼の心は紀子でいっぱいだった。マミはそんな和生の微妙な反応を感じ取り、むくれた。和生は機嫌取りのために一泊し、マミの体を貪る。一方、周平は幸一の浮気に我慢ができず、その相手に別れ話を持ちかけるが、女は幸一の子を身篭り、産むと言った…。