莫逆家族 バクギャクファミーリア 2012-09-08

監督: 熊切和嘉
脚本:宇治田隆史
公開:2012-09-08/製作:2012年    old
日本
 

解説

元不良たちの暴走と悲哀を描いた、田中宏原作の人気コミックを映画化したバイオレンス・ドラマ。かつての仲間にもたらされた事件をきっかけに、パッとしない現状に見切りをつけ、運命のままにひた走る中年男の生きざまを熱く切なく映し出す。メガホンを取るのは、衝撃のデビュー作『鬼畜大宴会』から『海炭市叙景』まで、日本映画界の鬼才として活躍する熊切和嘉。元暴走族トップの主人公を、お笑いコンビチュートリアルの徳井義実が演じるほか、林遣都、阿部サダヲ、元BLANKEY JET CITYの中村達也など、個性豊かで豪華なキャストにも注目だ。

あらすじ

火野鉄(徳井義実)は、かつて17歳で関東一の暴走族『神叉』のトップに立ったが、今は現場作業員としての仕事に明け暮れる鬱屈した日々を送っている。昔の威光は見る影もなく、反抗期の息子・周平(林遣都)からも完全にナメられている。そんなある日、当時の仲間・横田あつし(阿部サダヲ)の娘で、周平の恋人でもある真琴が不良たちによって暴行される。家族同然に接していた仲間を突然襲った悲劇の落とし前をつけるために、『神叉』のメンバーが数年ぶりに終結する。抑圧だらけの理不尽な社会で、パッとしないその後の人生を過ごしている仲間たちと、鉄は久しぶりに熱い想いを交わす。その心の中には、何かがくすぶり始めていた。さらに、仲間の川崎浩介(玉山鉄二)が何者かの襲撃を受ける。家族の絆が踏みにじられたことに、鉄は思い悩む。そんなある日、暴行事件の背後に『神叉』時代の遺恨を引きずっている五十嵐(村上淳)の存在を知った鉄は、長年封印してきた荒ぶる魂と暴力への衝動を解き放ち、気づいた時にはもう二度と後戻りできない地点へと突き進んでいた……。

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