解説
香港で住み込みの家政婦として働いていたジョシーは6年の契約期間を終えてマニラに帰ってきた。彼女は夫と3人の子供を祖国に残し、家族を支えるため苦しみに耐えて働いてきた。その間、事故で夫ルディが亡くなった時も葬儀に立ち会うことすら出来なかった。そんな母と久しぶりに顔を合わせる子供たちの心境は複雑だった。それでも高校生の息子マイケルと7歳の末娘ダダイは母を優しく迎える。だが、高校生の長女カーラだけは決してジョシーを許そうとはしなかった。ジョシーは家族との空白の6年間の重みを感じざるをえないのだった…。