ホーンテッド・ハイウェイ 2006-12-02
公開:2006-12-02
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解説
誤って妻を殺してしまった男の狂気に満ちた逃走劇を描いたサスペンススリラー。異様な緊張状態の中で徐々に精神のバランスを失ってゆく主人公の心理を、ハイテンションに描き出す。監督は、『マリリンに逢いたい』『ひとりね』などを手がけ、プロデューサーとしても活躍するすずきじゅんいち。女優、タレントとして活躍し、本作でハリウッド・デビューを果たした吉川ひなのがみせる、これまでのイメージを覆す大胆な演技が見もの。
あらすじ
カメラマンのグレッグ(ランド・ギャンブル)は、妻のアマンダ(ローラ・パットニー)を殺してしまう。スーパーモデル・ゆみ(吉川ひなの)との愛人関係を知られてしまい、もみ合っているうちに床に頭を強打したのだ。罪悪感に駆られながら、男は妻の死体をトランクに乗せ、アクセルを踏んだ。ハンドルを握る手はびっしょりしている。午前0時。緊張と疲労が頂点に達していた頃、パトカーにスビード違反で捕まってしまう。挙動不審な彼に、警察は質問を続けた。グレッグは激しく動揺するも、なんとか警察の目を潜り抜けた。徐々に彼の精神は異常をきたし始め、現実と妄想の区別すらつかなくなる。午前2時。前方不注意からハイウェイに現れた女性を轢いてしまう。ラジオから異様なノイズ音が聞こえ始め、バックミラーに妻の姿を見る。そして隣には愛人までもが現れ、運転中の男を執拗に苦しめる。復讐を誓う妻の怨念なのか、長い夜のストレスから来る幻想なのか。午前3時、職務質問される。血痕の付いたシーツは発見されなかった。午前3時30分。グレッグはスタンドで警官と再会する。現実と妄想の判断はすでに不能。翌朝未明、愛人宅前で通報される。絶対絶命。発狂寸前に男が目撃したものは……?