Dear フランキー 2005-06-25 DEAR FRANKIE
監督:
ショーナ・オーバック
脚本:アンドレア・ギブ
公開:2005-06-25/製作:2004年
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解説
息子のためについていた嘘が現実となり、とまどう母と喜ぶ息子を優しいまなざしでとらえた感動作。監督は本作が長編第一作目となるショーナ・アウアーバック。主演は『猟人日記』のエミリー・モーティマーと『オペラ座の怪人』のジェラルド・バトラー。息子を思う母親の姿に涙を誘われる。
あらすじ
まだ若い母親のリジー(エミリー・モーティマー)は、9歳の息子フランキー(ジャック・マケルホーン)と老いた母ネル(メアリー・リガンズ)と共に、引っ越し先のグラスゴーに近い海辺の町に向かう。フランキーは、父親のデイヴィー(カル・マカニンク)の暴力が原因で耳が聞こえなくなっていたが、そのことは覚えていない。リジーは夫から逃げながら、フランキーには、自分が船で世界中を回っている父親の振りをして、ずっと手紙を書き続けていた。だが意外な事件が起こる。架空の父親が乗っていることになっている船が、新しく来た町に寄港するというのだ。リジーは悩んだあげく、1日だけ息子の父親役になってくれる船員を探す。彼女の友人のマリー(シャロン・スモール)が紹介してくれた男(ジェラルド・バトラー)と話をつけ、いよいよ彼とフランキーの対面。まもなく見知らぬ男を心から父親と慕うようになるフランキーに、男の方も愛情を感じていく。翌日も男は母子と家族として過ごし、やがて男とリジーの間にも愛情が芽生え始めた。2人は静かにキスをして別れるが、そのあとリジーは勇気を出して、入院中の死期が近いデイヴィーと対面する。そしてフランキーに真実を告白するが、いつからかフランキーはもうそれに気づいていた。そして母子は、実はマリーの弟だったというあの男を、新しい父親と思って待つのだった。