私は18才 1976-05-29

公開:1976-05-29    old
 

あらすじ

港に一人の男が船から降り立った。潮の体臭、厚い胸板、小麦色の肌。船長の浦田である。浦田は決まった港のホテルで、決まった女・美奈を抱く。だが、この日、美奈が急用で来られないというので、ホテルの女主人に女の世話を頼んで、ひと休みしていた。しばらくたって、シャワーの音で目がさめた浦田は、そこにジーンズがはちきれそうな少女がいるのに気づき、後ろから抱きついた。少女は叫び声をあげて抵抗するが、浦田は強く抱きしめ、欲情を放出すると再び眠った。女主人にたたき起こされて、浦田ははじめて、少女がコールガールなどではなく、ホテルを手伝っているアルバイトの女学生だと知った。そして、彼女の父が海で死んだこと、母が寝こんでいることも知らされた。責任を感じた浦田は彼女にアパートを借りてやり、今後の経済的な面倒をみることも約束した。--二カ月後。少女、エリ子は浦田名儀のアパートにいた。母はすでに死んでいた。覚悟はできている、と言うエリ子だが、浦田は性欲の発散は美奈がいるので、エリ子にはSEXを求めようとは思わず、ただ彼女の不遇を救ってやりたいと思っているだけだった。ある日、美奈がエリ子の前で無理矢理、浦田に抱きついた。怒ってアパートを飛び出すエリ子。そんな毎日の中で、エリ子は、浦田に対して、反発と同時に、愛情のめばえを自覚していた。やがてエリ子は、卒業し、東京の就職も決まった。東京へ発つ前の晩、エリ子は浦田に体をあずけたが、浦田には彼女を抱くことはできなかった。「いつでも呼び戻してね」と言ってエリ子は発っていった。「これでいいんだ」浦田は自分に言いきかせるように、つぶやくのだった。

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