超高層ハンティング 1991-04-20
解説
アッシュという突然変異人種が出現。背中に異様な器官を持つミュータントである彼らは、リーダー格の女・火見香を中心に、念流と呼ばれるサイキックパワーを使用し、社会の裏側で人類の抹殺のために暗躍していた。それに対し人類は、JASEP(ジャセップ)と呼ばれる超能力者・サイコシスト集団を結成。東京を舞台に戦いは秘かに繰り広げられていた……。様々な特撮アイデアを駆使して超能力同志の壮絶なぶつかりあいを描く円谷映像作品。
あらすじ
199X年。人類とは異なる遺伝子を持つ亜人種ASHが発見された。彼らは背中に鱗につつまれた器官をもち、強力なサイキックパワーを武器に、人類を滅亡させようとしていた。そんなASHに対抗し、抹殺するため、ひそかに人間のサイコシストが集められ、武装科学組織ジャセップが結成された。東京に潜入したASH彩を捕らえた土方は、彩から東京潜入の目的、仲間の存在について口を割らせようとするが、土方の同僚・岡本の銃弾によって彩は死んでしまう。ある日、ジャセップの同僚・井上が何者かの念流の攻撃によって殺されてしまう。そして土方は、井上の日記に自分が見る悪夢とそっくりな描写があることを発見する。それは母親がASHに殺されるという鮮明な描写だった。そしてそこから浮かび上がる謎の女・火見香。火見香は、土方に「私達ASHは宇宙開発のために人間によって作られた実験体で、あなたたちもその仲間」と告げる。そして最後のASHである火見香、雷と対決する土方は、死闘の末ASHを倒す。だが、火見香の言い残した言葉が気になった土方は、ジャセップのコンピュータを調べ、自分もASHであるという真実を知る。これはすべてジャセップの陰謀だったのだ。そして最後のASHとして土方を追い詰める岡本。土方は単身でジャセップに壮絶な戦いを挑んでゆくのだった。