悲しき天使 2006-10-21

公開:2006-10-21/製作:2006年    old
日本
 

解説

異なる境遇で生きている30代の女性たち3人の人生をひとつの殺人事件を巡って描いたヒューマンドラマ。『恋する女たち』で10代の少女たちの想いを映した大森一樹監督が、事件解決までの一週間で交差する女たちの人生模様を鮮烈に切り取る。事件を追う刑事に『長い散歩』の高岡早紀、追われる女に『不夜城』の山本未來、家庭に生きる人妻に『MAKOTO』の河合美智子がふんする。同年代の女性の共感を呼ぶリアルな演出に引き込まれる。

あらすじ

多摩川河川敷で、松下泰造という男の死体が発見される。犯人は泰造の二人の子供、和夫と那美(山本未來)だ。和夫はすぐに身柄を拘束されるが、那美の行方はようとして知れなかった。事件を捜査する刑事・河野薫(高岡早紀)は、同僚や上司の反対を押し切り、那美のかつての恋人・関川慎二のいる大分県別府へ向かう。張り込み期限は6日間しかない。薫と、ベテラン刑事・沖島啓介(岸部一徳)は、関川が経営する旅館の向かいで、来るかどうかも分からない那美を待ち受ける張り込みを開始する。関川には妻・敦子(河合美智子)と息子がいる。その幸せそうな様子を見るうちに、薫の心は揺れる。この幸せの光景に、殺人犯である那美が過去を甦らせたとしたら……。それはまた薫に、すれ違いの多い自分の恋人との関係も思い起こさせた。張り込みを続けるうちに、関川の苦い過去が明らかになる。かつてサッカー選手を目指していた関川の未来を、泰造が奪ったのだった。那美との再会は、関川を更に苦しめるものではないのか。薫と沖島は、那美がやって来るのをじりじりと待ち続ける。

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