さらばわが愛、北朝鮮 2020-06-27
監督:
キム・ソヨン
公開:2020-06-27/製作:2017年
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解説
1950年代にモスクワ国立映画大学に留学した北朝鮮の8人の若者たちのその後を追ったドキュメンタリー。1952年、北朝鮮からモスクワ国立映画大学に留学した8人の若者が、エリートとして約束された北朝鮮での将来を捨て、祖国に帰国しない道を選択する。56年に起こったクーデターの宗派事件をきっかけに当時の金日成体制を批判し、58年にソ連に亡命した彼らは、カザフスタンを始めとするユーラシアの各地で映画監督や作家として活動する。連作ドキュメンタリー「女性史三部作」や劇映画「ビューファインダー」のキム・ソヨン監督が、北朝鮮集団移住者の取材した「亡命三部作」の完結編として手がけた。
あらすじ
1952年、北朝鮮から8人の若者がモスクワ国立映画大学に留学した。彼らは北朝鮮には帰らず、当時の金日成首相を批判。エリートとしての約束された将来を捨てて、1958年にソ連に亡命した。それから50年以上にわたり、カザフスタンをはじめとするユーラシアの各地で、映画監督や作家として活動した彼らのその後を追う。撮影監督のキム・ジョンフンは、カザフスタンで特殊効果の専門家となった。「The Year of The Dragon」で高く評価された映画監督のチェ・クッキンは、ウイグルのレジスタンス運動に結束を呼びかけた。ハン・デヨンは、中央アジアに居住する朝鮮民族のための劇場“高麗劇場”の作家となった。1993年に亡くなったハン・デヨンのロシア人妻などへのインタビューを通して、彼らの真実に迫る。