カナリア 2005-03-12 CANARY

監督: 塩田明彦
脚本:塩田明彦
公開:2005-03-12/製作:2004年    old
日本
 

解説

カルト教団から保護された少年と孤独な身の上の少女が繰り広げる、再生への旅を描いた人間ドラマ。監督・脚本は「帰ってきた刑事まつり/地を這う十字剣刑事」の塩田明彦。撮影を「誰も知らない」の山崎裕が担当している。主演は、「半落ち」の石田法嗣と映画初出演となる『ほんとにあった怖い話/窓にうつる少女』の谷村美月。第79回キネマ旬報日本映画ベスト・テン第7位、第60回毎日映画コンクール スポニチグランプリ新人賞(石田法嗣)受賞、日本映画エンジェル大賞受賞、Tokyo FILMeX 2004 特別招待、文化庁支援作品。

あらすじ

テロ事件を起こしたカルト教団“ニルヴァーナ”の施設から保護され、関西の児童相談所に預けられた12歳の少年・光一。しかし、彼の洗脳は解けず、迎えに来た祖父は4つ年下の妹の朝子だけを引き取って行ってしまった。教団の幹部で、指名手配中の母の行方は分からないままだ。そこで、妹を取り戻す為、児童相談所を脱走した光一は、ひょんなことから知り合った同い年の少女・由希と共に東京を目指す。彼女もまた、母親を亡くし孤独な身の上だった。漸く辿り着いた祖父の家。ところがそこはもぬけの殻――祖父は、娘がニルヴァーナの一員だったことが世間に知れ、家にいられなくなったのだ。行き先を失った光一と由希を助けてくれたのは、偶然再会した元信者の伊沢だった。今は洗脳も解け、仲間たちと起業し更生の道を歩み始めていた伊沢のもとで、ふたりはひと時の平穏な日々を過ごす。やがて、伊沢たちによって祖父の居場所が判明した。山間の小さな駅に降り立つ光一と由希。もうすぐ妹に会える。だが、そんな光一に母が集団自殺を遂げたと言うニュースが知らされる。絶望。しかし、光一はそれを乗り越え、朝子を祖父から取り戻すと、由希と3人、明け方の道を歩き出すのだった。

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