DRUG GARDEN 2000-06-17
公開:2000-06-17
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解説
エロスをテーマに5人の監督が競作するプロジェクト《MOVIE STORM》の第4弾。監督は個性派女優として活躍する広田レオナで、自身の体験が色濃く反映された作品。監督自らが、突如、死の観念にとらわれ発作を起こす“パニック・ディスオーダー(通称P.D.)”と呼ばれる精神神経症を患っている女優・レオナを演じる異色ドラマ。レオナは夫や息子、そして5人の居候と、気ままな同居生活を送っている。今日も皆で食事を楽しんでいたが、レオナが突然倒れた。いつものように、P.D.の発作だ。
あらすじ
夫のフッキー、前夫との間に出来た息子のマーク、売れっ子モデルのシンケンと、売れないモデルのチル、そしてドラッグクイーンのダイコ、マーガレット、ホッシーと奇妙な共同生活を送る女優・レオナは、幼い頃の性的虐待が原因で”パニック・ディスオーダー“、通称P.D.という精神神経症に悩まされていた。この病気は、何の前触れもなく死ぬという概念に襲われパニック症状を起こすもので、その為、レオナは夥しい数の薬を服用している。ある日、レオナの妊娠が判明した。しかし、子供を産む為には薬の服用を止めなくてはならないばかりか、夢だったパリでの仕事を諦めなくてはならない。レオナの将来について、あれやこれやと意見を戦わせるドラッグクイーンたち。だがそんな折、突然、チルが死んでしまう。実は、彼女はヘロインにはまっていたのだ。この事件をきっかけに、レオナたちはそれぞれに様々な想いを抱く。薬の服用を止めて子供を産む決意をするレオナ、そんな彼女を見守るフッキーとマーク、パリ・コレの仕事に挑戦するシンケン。そして、ドラッグクイーンたちも「第1回ドラッグクイーン・コンテスト」優勝を目指してコンテストに臨むのであった……が、結果は惨憺たるものだった。