ISOLA 多重人格少女 2000-01-22

監督: 水谷俊之
脚本:水谷俊之,木下麦太
公開:2000-01-22/製作:2000年    old
日本
 

解説

 『黒い家』の原作者・貴志祐介の同名小説を映画化したサイコ・ホラー。多重人格の美少女が巻き起こす怪事件に立ち向かう、ひとりの女性の闘いを描く。黒澤明監督の孫娘・黒澤優が、13人の人格を有する美少女役を熱演。共演に木村佳乃、石黒賢、手塚里美。阪神大震災後の神戸。人の感情を読みとるという特殊な能力を持つ由香里は、ボランティアにやってきた神戸でひとりの少女に出会う。その少女・千尋は、何人もの人格を有する多重人格者だった。ひとりひとりの人格と対話するように、心を読みとってゆく由香里。だがその中には、恐ろしい悪意を持つ13人目の人格“ISOLA”が潜んでいた・・・。

あらすじ

他人の感情が読めるエンバスという特殊な能力を持っているが故に、家族からも見放され孤独な日々を送っていた由香里(木村佳乃)。自分探しの為に阪神・淡路大震災で被災した人たちの心のケアのボランティア活動に参加した彼女は、そこで多重人格障害を持つ高校生・千尋(黒澤優)と出会う。千尋には交通事故で両親を失った体験や養父である叔父から受けた性的虐待などが原因で13人の人格が宿っており、その中のひとり・ISOLAが他の12人の人格を支配しようとしていた。そんな彼女を巡って、奇妙な死亡事故が多発する。人々は彼女の生き霊の仕業だと噂したが、由香里はISOLAとの関連性を疑った。そんな矢先、彼女は西宮大学で幻覚剤を用いて幽体離脱の実験を行っていた高野弥生という研究者の存在を知る。早速、大学を訪ね弥生(渡辺真起)の講師で恋人でもあった真部に接触した由香里は、弥生が実験中に地震に見舞われ死亡していたことを聞かされる。どうやら、弥生の魂は帰るべき体を失ったが為に千尋に宿り、ISOLAとなって彼女の体を操っていたのだ。そんな弥生の魂に、自分の体を提供することを誓う真部。だが、彼の体に弥生の魂が宿った直後、彼は研究室の窓から身を投げ弥生共々命を絶ってしまうのだった。それから一年後、由香里は千尋を病院に訪ねた。そこには、人格統合への良い兆しを見せ始めた千尋の姿があった。

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