恋の花咲く 伊豆の踊子
公開: 1933年/製作:1933年
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解説
幾度となく映画化されている川端康成の小説『伊豆の踊子』を、初めて映画化したサイレント作品。伏見晁が原作にないエピソードを盛り込み大胆に脚色したものを、五所平之助監督が情感豊かに映像化している。
踊り子の薫は、旅芸人の家族と各地を渡り歩いていた。兄の栄吉は浪費癖があり、親の財産も使い果たしてしまっていた。そのため彼は自分の妻や妹たちを引き連れて、旅から旅の毎日を送っていたのだ。伊豆を旅行中の学生・水原は栄吉たちと出会い行動をともにする内、薫と惹かれ合うように。栄吉は、親の土地を売りつけた相手に借金を願い出るが、あっさり断られてしまった。今度は水原が相手のところへ行くが、そこで彼は意外な事実を告げられる。