結婚前夜 やさしく挿れて 2017-02-03

公開:2017-02-03    old
 

あらすじ

○物語○
恒彦は婚約者・藍の父・比呂志に呼ばれ、自分の父・達彦と3人で飲むことになった。比呂志は連れ合いを亡くしてから、娘を男手ひとつで育ててきたという。達彦も恒彦が小さい時に嫁と別れ、男手ひとつで育てたので、その思いが分かるつもりだった。「出来ちゃった婚だし、自分が比呂志の立場なら、可愛がっている娘を恒彦のような馬鹿に取られるなんて、チンコもぐよ」と達彦は言った。
比呂志は思いの外若かった。酒が進むに連れ、重苦しかった空気はほぐれ、比呂志は恒彦のおかげで藍が綺麗になったと言ってくれた。ほっとした達彦は、妻にもこんなに可愛い娘が来ることを見せたかったと言った。恒彦には妻が出かけたまま帰って来ないと聞かせていたが、酔ったこともあり、達彦は本当のことを話し始めた。
35年前、達彦は美奈子と職場結婚したが、自分が甘かったことをすぐ知らされた。恒彦が生まれて間もないある朝、妻が起きて来ず、恒彦が泣いていた。何も気に留めず出勤し、残業して帰ると家は暗いままで恒彦が泣き叫んでいた。救急車を呼ぶが妻は帰らなかった。
そんな達彦の話を外で聞いていた藍が泣いていた。達彦は恒彦に嫁さんと子供を大事にしろと告げた。グチャグチャになって泣いていた比呂志もまた、身の上話を始め…。

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