おねだり狂艶 色情ゆうれい 2012-08-03

あらすじ

携帯動画サイトのプロデューサー・麻里子は心霊番組の企画で、家賃が安いという理由から幽霊屋敷と呼ばれる一軒の家に目をつけた。住人の和也は、結婚して間もなく妻・未玖を病で亡くし、会社で不渡りを出し借金も抱え、毎晩酒に溺れて未玖を思い出しては悲しみに暮れていた。そこへ訪れた麻里子は未玖に似ていて和也は驚く。その手の話を信じない和也だったが、未玖に似た女の頼みを易易と断ることも出来ず、撮影料を上乗せする事を条件に了承した。
しかし、その日の晩から不可解な現象が起き始める。和也の携帯が鳴り、受話器の向こうから「おいで、おいで」という不気味な声が聞こえる。未玖が残したお守りを和也がに握りしめると、今度は部屋中の照明が明滅し、白いワンピースの女がぼうっと立ち、青白い顔で和也にゆっくり手招きする。
和也は幽霊だという彼女に「幽子」の名付けた。自分の存在を信じてもらえず怒る幽子だったが、和也に勧められた酒に酔い、ふたりはいい雰囲気になり、処女の幽子は初々しく和也を受け入れる。
一方、麻里子は撮影のために家の取材をはじめ、この家が空襲に遭い、当時住んでいた人の魂が呪縛霊となって棲みついていると知る…。