たまゆらの女(ひと) 2003-09-27
公開:2003-09-27/製作:2002年
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解説
中国・雲南省、ベトナム国境近くの古都・建水。白磁の染付け絵師チョウユウは、ある夜、ダンスパーティで出会った詩人の男チェンチンから一編の詩を贈られ、一瞬にして心を奪われる。そして彼女は、明くる日から週2回、チェンチンの住む四川省・重慶まで汽車に揺られ片道10時間かけて通うようになった。だが、そうしたチョウユウの熱い想いは、チェンチンにとっては次第に重荷となってゆく。なかなか気持ちが通じず満たされないチョウユウ。そんな彼女はある時、同郷の獣医チャンに出会うのだが。
あらすじ
中国雲南省、ベトナム国境近くの建水。白磁の染付け絵師であるチョウユウ(コン・リー)は、ダンス・パーティーで知り合った詩人のチェンチン(レオン・カーフェイ)から詩を贈られ、心を奪われる。彼女は四川省の都市重慶にある彼の家にまで、列車で10時間かけて通う遠距離恋愛を始める。だがチェンチンは、やがてチョウユウの強い思いを重荷に感じるようになった。そんなある日、満たされない気持ちを持て余すチョウユウの前に、同郷の獣医チャン(スン・ホンレイ)が、列車の中で声をかけてきた。彼の強引だが一途な求愛に、徐々に傾いていくチョウユウ。一方チェンチンは、教育制度の整っていないチベットで教師になることが決まり、一人で旅立つことに。チョウユウは意を決してチャンの家におもむくが、乗ったバスが交通事故にあい、崖から落ちていく。重慶に向かう列車の中。チェンチンのファンの女性シュウ(コン・リー、二役)は、チョウユウが絵付けした白い花瓶の破片を見つけるのだった。